「なぜ僕らは働くのか」はテレビでおなじみの池上彰さんが監修した書籍です。
漫画やイラストが満載で、非常に読みやすく、小中学生にもおすすめですが、働くことの意義を見いだせていない大人が読んでも、とてもためになる内容です。
今回はこの書籍で私がためになったことを私なりの文章で以下に挙げていきます。
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仕事は誰かの役に立つこと
仕事ってつまんない作業だと思っていませんか?一見ただのつまんない作業と思えることでも、人の役に立っているからその仕事があるんです。
あなたの仕事が誰かの役に立っている。私も誰かの仕事に助けられて生きている。そんな仕事の本質を本書は次のように述べています。
なぜ僕らは働くのか
「私たちが生活するとき、そこには必ず人と人とのつながり合い、助け合いがある」
「自分ではできないこと、労力や時間を割けないことを、他の人がする仕事に助けてもらう。」
社会は人で成り立っているという本質を知ることで、人と人との助け合いが仕事なんだと実感できるようになれるはずです。
お金と仕事の関係
仕事をするとお金がもらえるよね。会社員であれば毎月給料が振り込まれるとかね。お金と仕事の関係ってなんだろうという疑問に本書はこう答えています。
なぜ僕らは働くのか
「仕事に対しては、お金を払うというのが、ありがとうの意思表示になります」
例えば、コンビニでジュースを買ったらお金を払うよね。そのとき、お金を払っているのだから当然と思っていませんか?でも、よく考えて見てください。あなたは何もないところからジュースを作り出せますか?おそらく多くの人が作れないですよね。ジュースは飲料メーカーや配送業者、販売店など数多くの人の協力によって、あなたの手元に届くのです。その手間暇に対して感謝の気持ちを持ってお金を払っているんですね。
いちばんいけないのは、じぶんなんかだめだと思いこむことだよ。
ドラえもんののび太のセリフだそうですが、漫画の中のセリフで登場します。ダメな自分と思って生きていると、ダメな自分になりやすくなってしまう。そうではなく、自分にも何かできるはずって前向きに思って生きた方が人生楽しいですよね。
自分の短所は長所に変えられることも
自分は何々ができない!と嘆いていませんか?その短所も見方を変えれば、長所に変えられるんです。本書にはその見方を変えた例が載っているので、ぜひ、短所で嘆くのではなく、自分の良いところとして見ていきましょう。
コミュニケーション能力とは?
コミュニケーション能力が高い人ってどんなイメージを持っていますか?
話すのが得意な人、友達が多い人などのイメージでしょうか。
コミュ力が高い人に憧れる、自分は話すのが苦手だからと、コミュニケーション能力に自信が持てない人も多いと思いますが、上記で挙げた例もコミュニケーション能力ですが、コミュニケーション能力はそれだけではありません。
コミュニケーション能力とは「自分の意志を相手に伝え、相手の言うことを理解する」ことです。自分はできてないと思い込んで自信をなくさないように、できていることにも着目したいですね。
感想
「なぜ僕らは働くのか」という疑問に対して、お金のためとか、生活するためとか思っていた人も多いのでは。私もどちらかというとその傾向が強かったのですが、そんな考えを改めさせてくれる一冊ですね。
誰かの役に立っていることを意識して仕事をしていくことで、自分も前向きになれるような気がしてきました。
働くことに悩みや不安を抱えている人は一度読んでみることをオススメします。
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