【書評】読書脳

書評

YouTubeなどでも活躍されている精神科医の樺沢紫苑先生が書いた読書術についての本です。

本書は2015年に刊行された「読んだら忘れない読書術」の新版になります。8年前に書かれた内容ですが、今でも役に立つ内容なので、ほとんど内容は修正されていないようです。巻末のオススメ書籍のところは、2023年時点でも入手しやすい本に修正されて書いてあるそうです。

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本の内容

読書することで頭がよくなる。そんな読み方を教えてくれるのがこの「読書脳」です。まずは読書術の解説に前に、どうして読書が重要なのかが力説されております。また読書をした内容を記憶に定着させるには、アウトプットも必要だと本書では述べられています。私もこのブログで書評を書いているように、読んだらアウトプットすることが、本の内容も定着していくのです。そのアウトプットをたくさん行うには、たくさんのインプットも必要です。だからといって速読して、たくさんの本を読んだとしても、内容が頭に入っていなく、ただ眺めただけの状態であれば、読む意味がないとも本書では言っています。速読するよりも深読。つまり深い内容まで本に書かれていることが身につくくらい読むことが大切です。しかし、一字一句丁寧に読む必要はありません。自分が必要としている内容が身につけばいいので、そこを見つけて重点的に読んで知識として定着させることが大切です。本を読んでも内容が入っていなければ、読んでないのと同じ。そんな読書とはおさらばして、本当に自分の知識として身につく読書の方法をいろいろ解説しているので、読書初心者や読書しても知識が溜まっていないと感じている方にオススメの1冊です。

感想

読書に対する先入観を取り払ってくれるそんな1冊です。私が思うに、この本に書いてあることは、読書術の一例でもあり、読書の達人が教える最適解でしょう。読書しても内容が全然入ってこない、そんな経験がある方にはオススメです。著者が力説しつづけているアウトプットすることが、知識を記憶に定着させる最善策なんだなと思います。

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