【書評】2023WBC侍ジャパンヘッドコーチが伝える「心」の動かし方

書評

2023WBC侍ジャパンヘッドコーチが伝える「心」の動かし方は、栗山監督が率いた侍ジャパンのヘッドコーチであった白井一幸さんが書いた著書です。メンタルコーチングについて白井さんの体験から学んだことが記されています。

【広告】

概要

侍ジャパンのコーチ陣が何を大切にしてチーム運営を行ってきたのか。その内容から私たちは学ぶことができるでしょう。

白井さんがコーチとしてメンタルコーチングに取り組んできたことが本書には記されています。白井さんは日本ハムファイターズで選手として活躍したあと、日本ハムでコーチ・2軍監督・ヘッドコーチなどを歴任してきました。そのなかでメンタルコーチングを取り入れ、選手の成長を促し、侍ジャパンでは栗山監督のもとヘッドコーチを務めて、世界一の栄冠に輝きました。その世界一に輝いくための考え方、すなわち目的や目標についても記されており、改めて目的の掲げ方の重要性を感じさせられました。

選手(コーチした相手)が伸びるための様々な方法を、メンタルすなわち心の面からひも解いているので、私たちビジネスパーソンにも役立つ内容となっています。

印象に残ったところ

本書は見どころがいっぱいですが、私は以下の点が印象に残りました。

  • 目的と目標は似ているようで違う
  • 大谷翔平選手は目的達成型
  • 指導者がまず目的・目標を持つこと
  • リーダーシップは誰でも持っている
  • チーム内での情報の共有化

など、ためになった点を挙げるときりがないのくらい内容が充実しております。

特に、目的と目標の違いは、いろんなビジネス書でも触れられている内容ですが、改めて成功した侍ジャパンや大谷翔平選手の例を見て、私たちも気づく点があるのだと思います。

感想

本書はこんな方にオススメです。

スポーツ、野球が好きで、人に教える立場のビジネスパーソンの方にオススメします。

野球がわからなくても、コーチする立場の人であれば、役に立つ内容ばかりですが、多少なりとも野球を知っていると、読んだ時にも頭に入りやすいと思います。

その中で、組織の中間管理職的立場であった、ヘッドコーチを歴任してきた白井さんだからこそ伝えれれる内容が、多くのビジネスパーソンに響くんだと思います。

世界一になった組織の中間管理職の在り方が記されている一冊です。

【広告】

タイトルとURLをコピーしました